株式会社ワカヤマ様 売上アップに向けた施策提案書
要約版

作成日:2026-06-23 / 対応する詳細資料:ワカヤマ_統合戦略提案書.html
本質課題
① 検索流入が減り、狙うべきキーワードを取り切れていない(検索・AI流入の減少)
② 付加価値の高い商談の獲得導線を太くする仕組みがない(Web流入と受発注結果・受失注理由の分析)
やること
月次で記事追加・効果測定・営業改善を回す
期待する効果
付加価値の高い商談候補を増やし、受注につながる入口を見極める
売上は、パイプライン量 × 受注率 × LTV の掛け算で決まります。AI・記事制作も「便利になるか」ではなく、この式のどの項を押し上げるかで位置づけます。
AI活用・DXは「便利になるか」ではなく、「売上/戦略のどこに効くか」で考える。
売上↑
=
パイプライン量↑
×
受注率↑
×
LTV↑
獲得元(SEO/広告等)への投資判断
保留商談の掘り起こし
放置商談を拾うだけでも上がる
上位サービスの追加提案
クローズドループ(営業成果改善の循環):営業ナレッジ × 顧客コンテキスト × AI

では、この式のどこが今、弱っているのか。まずはワカヤマ様の現状を、売上の流れ(検索流入 → 問い合わせ → 商談・受注)に沿って整理します。

1. いま起きている問題

ワカヤマ様には、技術力、既存記事、イロトカの記事、営業管理データがあります。ただし、検索流入を増やし、問い合わせに変え、商談・受注まで振り返る運用が一本化されていません。

検索流入
記事・商材ページ
問い合わせ
商談・受注

本質的な課題は「入口を増やすこと」と「入口から受注までを振り返れること」です。

問題1:サイトリニューアル後のパフォーマンスとリダイレクト引き継ぎに課題がある 対応中

2026-05のリニューアル後、①旧URLのリダイレクト引き継ぎ②構造化データ(JSON-LD)の整備③モバイル表示速度の3点に、検索評価と集客の面で課題が残っています。いずれもリニューアル後工程の技術的な是正・最適化で対応でき、初月に着手します。

課題現状初月の対応
① リダイレクト引き継ぎ旧URLが、内容の合う新ページではなく、汎用FAQ・トップ・404・内容の違うページへ流れるケースがある旧URLリダイレクト表を点検し、内容一致の新ページへ1対1でつなぎ直す
② 構造化データ(JSON-LD)Organization/Product/FAQ/Article が未整備雛形を設計し、記事公開と同時に運用(検索・AI検索にページ内容を正しく伝える土台)
③ モバイル表示速度モバイルのLCP(主要部分の表示完了)が約15.5秒と遅い未使用JS/CSSの削減等で約3.5秒の短縮を検討(構築会社への依頼分を整理)

例:旧GAで流入が大きかった品質試験ページが内容の違うページへ転送されている疑いがあり、また「チタン白金メッキ」等の重要キーワードの着地先が https://wakayamapp.jp/contact/faq/ になっており、商材・技術ページへ直接つながっていない可能性があります。これらは検索で評価される構造への是正(後掲の当社事例と同じ型)で、流入と問い合わせの回復を狙います。

問題2:サイトの検索流入を継続的に取り切れていない 本質課題①

これが本質課題①(検索・AI流入の減少)です。検索流入は、見込み客を増やす入口ですが、推定値ではピーク時から大きく落ちています。

推定検索流入
22,507 → 2,601/月
2024-08ピークから2026-05へ約88%低下
検索1〜3位の語
35 → 4
上位表示できている語が減少
問い合わせ完了(GA4実測)
月25→40件で維持〜微増
最大経路は検索でなく直接(Direct215>検索161)。問い合わせ自体は減っていない
サイト評価
DA 27
三和メッキDA29と近く、改善余地が大きい

狙うべきキーワードは、検索数の大きさだけでなく 事業構想との適合 × 受けるべき仕事の条件 × 未獲得ギャップ で優先順位を決めます(詳細版の「キーワード機会マップ」の概要)。

優先狙う領域(キーワード群)現状取り組み
S1白金電極/チタン白金メッキ/水処理電極Vol 70・圏外。検索数は小さいがCRM上は高単価の問い合わせあり専用LP・用途別記事・研究開発/水処理向け導線
S2代替金/金メッキ調/金メッキ塗装/装飾メッキ金メッキVol5,400・商材ページ31位。需要は大きいが受け皿が弱い代替金・装飾仕上げの商材ページ、事例・メール導線
S3メッキと塗装/メッキ塗装/表面処理デザインVol6,600・9〜15位。中核価値を伝える大型入口比較記事を旗艦化し、各商材ページへ内部リンク
A1焼付塗装/樹脂塗装/導電塗装/機能性塗料焼付Vol3,600・31位、樹脂880・6位、導電70・圏外素材別・用途別記事、技術確認フォームへの導線
A2水栓金具/建材/美顔器/医療機器 の表面処理用途別の受け皿が不足(実数は初月に確認)用途別記事を2ヶ月目以降に需要順で追加
A3チタン/ステンレス/アルミ等の難素材表面処理Ti/SUS/樹脂の相談実績あり(素材別KWは初月に追加調査)素材別の可否・注意点記事で試作相談・事前判定へ
維持鉛筆硬度試験/クロスカット試験既に上位・品質系が強い(技術的信頼の証明)品質記事から商材ページへ内部リンク・構造化

競合とのサイト流入比較(Ubersuggest推定・2026-06)

ドメイン推定流入/月オーガニックKWサイト評価(DA)被リンクワカヤマ比
三和メッキ工業(sanwamekki.com)72,7602,3392964828倍
三和(sanwa-p.co.jp)62,3714,0833391,33624倍
塚田理研工業5,905424308732.3倍
ワカヤマ2,601873271,835

ワカヤマ様はサイト評価DA27・参照ドメイン197・被リンク1,835本。同業の三和メッキ工業(DA29)は推定流入が約28倍ですが、被リンクは三和648本<ワカヤマ1,835本(むしろワカヤマ様の方が多い)。=足りないのは権威性ではなく商材・工法ページの構造とコンテンツ設計です。三和は工法別の商材ページ(亜鉛・クロム・無電解ニッケル等)で軒並み上位を取っており、同じ型で十分に射程内です。

GA4・サーチコンソール実測(2026-06)での補足:問い合わせ完了は月25→40件規模で維持〜微増(減ってはいない)。ただしGA4上の最大経路は検索ではなく「直接(Direct)」で、これは流入元が正しく取れていない(本質課題②)ことの裏返しでもあります。一方、検索の「見つけられやすさ」(順位・推定流入)は大きく低下=将来の問い合わせを支える先行指標が痩せている状態。だから「①検索の回復」と「②流入元を正しく測る仕組み」の両方が必要です。

具体例(上位なのに取りこぼしている):戦略上の最重要キーワード「白金電極」で、FAQページ /faq/0103/「白金電極とは」2〜3位・「白金電極」も上位表示と、すでに検索で評価されています。ところがこのページは用語解説(FAQ)で、白金電極のサービス・商材ページへの誘導もCTA(問い合わせ・相談ボタン)も無く、せっかくの高付加価値の来訪者を商談につなげられていません(「白金電極」での実クリックはほぼゼロ)。=本質課題②の典型。このページに商材・技術ページへの内部リンクと問い合わせCTAを足すだけで、既存の上位表示を引き合いに変えられます。

問題3:検索・コンテンツ改善の月次サイクルが定常運用になっていない

本来は、狙う顧客像とキーワードを決め、記事を作り、Googleアナリティクスとサーチコンソールで効果を見て、翌月の打ち手を変える必要があります。

狙う検索語を決める
記事・ページを作る
表示/クリック/問い合わせを見る
次月改善

この月次レビューの型がないため、コンテンツ追加が単発施策になりやすい状態です。

サーチコンソールの設定にも課題があります。現在の登録プロパティは https://wakayamapp.jp/(非www)で、実測できる検索データが2026-06以降のみでした。リニューアル前の www 付き・http のデータが蓄積・継承されていないと見られ、過去(リニューアル前)との比較や、月次レビューの土台となる継続データが不足しています。=初月に、www/非www・http/httpsの全プロパティ(またはドメインプロパティ)を整理し、計測を一本化する必要があります。

問題4:Webの入口情報が、最終的な受注情報までつながっていない 本質課題②

Googleアナリティクスでは問い合わせ完了や流入ページは見えますが、営業管理システム側の商談・受注金額まで一気通貫では見えていません。

Web問い合わせ商談
68件
営業管理上では商談化を確認
Web問い合わせ受注
15件
受注金額 1,282,500円
見込み客→商談連結
0件
入口ページへ戻れない
流入元記録
約24%
残りは入口情報が不足

問い合わせ時に、最初に見たページ・問い合わせしたページ・参照元・メール/広告/検索の情報を営業管理システムへ渡し、商談・受注まで引き継ぐ必要があります。

問題5:受注・失注の理由が蓄積されておらず、勝ち筋が見えにくい 本質課題②

新規商談の勝率は21%、受注平均は約85,500円です。高付加価値の可能性がある一方で、受注理由・失注理由が十分に残っていません。

残すべき情報
受注理由技術対応力、短納期、色・質感提案、既存実績、試作対応
失注理由価格、納期、能力不一致、素材・サイズ不適合、低単価、返信遅れ
補足メモ選択肢だけでなく、営業担当の自由記述も残す

受注・失注要因を残すことで、注力すべき領域と避けるべき領域を判断しやすくなります。

問題6:イロトカの記事資産を、メールマーケティングへ活かし切れていない

イロトカは、大量の新規検索流入を取るためのサイトというより、ワカヤマ様のデザイン性・事例・ストーリーを伝える営業支援コンテンツです。

良い記事があるにもかかわらず、それを既存顧客・見込み顧客への月次メール配信に組み込めていないと、受注率向上や継続取引への活用機会を逃します。

記事を作って終わりではなく、メールで届け、クリック企業を営業フォローへつなげる必要があります。

2. 何をする必要があるか

今回の提案では、Web、記事、メール、営業管理を別々に考えるのではなく、ひとつの流れとして整えます。 まずリニューアル後の技術課題(リダイレクト・構造化データ・表示速度)を直し、そのうえで検索流入を増やすコンテンツ運用と、入口から受注まで振り返れる営業管理連携を作ります。 目的は、商談の数 × 受注率 × 顧客あたりの価値を強くすることです。

今回の提案は、冒頭の式(売上=パイプライン量×受注率×LTV)のどの項に、どの施策が効くかを明確にしたものです。AIと記事制作は「作業を便利にする」ためではなく、売上の構成要素(パイプライン量・受注率・LTV)を押し上げるために使います。

売上の構成要素意味今回の提案での施策の位置づけ
パイプライン量↑獲得元への投資判断/保留商談の掘り起こし施策2 記事追加(初月サンプル2本→2ヶ月目から月5本=計27本)・商材LP・SEO/GEO/AEO / 施策1 旧URL引き継ぎ修復 / 施策4 流入元(UTM)の記録=「どの獲得元が効いたか」で投資判断できる状態にする
受注率↑放置・未対応商談を拾うだけでも上がる施策5 受注・失注理由の蓄積・分析(現状この欄は空)+初動対応・能力別の振り分けで、新規商談の勝率21%の取りこぼしを救う
LTV↑上位サービス・別用途の追加提案施策7 販売実績と商談の連結で反復取引を可視化し、量産・別用途への追加提案。売上上位10社で57%の維持・分散に活かす
クローズドループ営業ナレッジ × 顧客コンテキスト × AI の循環施策3 月次レビュー(GA4/サーチコンソール/Ubersuggest/営業管理データ → AIが分析 → 記事・施策に変換 → 社内確認 → 効果測定)を毎月回す。これが月額の伴走支援の中核です

=今回の費用(記事制作と月次伴走)と、その土台となる営業管理(Zoho CRM Plus)は、いずれも上の式のどこかに効きます。「便利になるか」ではなく「売上のどこに効くか」で投資判断いただける形に整理しています(費用・補助金は本文末「進め方・費用」を参照)。

1

入口を増やす

狙うキーワードに対して記事・商材ページを継続追加する。

2

入口を測る

どのページ・流入元から問い合わせが来たかを営業管理に残す。

3

受注へつなげる

受注・失注理由を残し、勝てる領域へ営業工数を寄せる。

施策1:リニューアル後の技術課題(リダイレクト・構造化データ・表示速度)を是正する 対応中

問題1の3点を初月に是正・設計します。①リダイレクト引き継ぎ:検索で評価されていた旧URLが内容の合う新ページへ正しくつながっているかを点検し、汎用FAQ・トップ・404・内容の違うページへ流れているものを修正。②構造化データ(JSON-LD):Organization/Product/FAQ/Article の雛形を整備し、記事公開と同時に運用。③モバイル表示速度:LCP約15.5秒の改善を、構築会社への依頼分を整理して進めます。

施策2:狙うべきキーワードに対して記事とページを追加する

初月はサンプル記事2本で型を確定し、2ヶ月目から月5本ペースで追加します(半年で計27本)。検索数だけでなく、事業方針・受けるべき案件・問い合わせ化の近さで優先順位を決めます。

優先テーマ(優先1・2は初月サンプル)
1白金電極、チタン白金メッキ
2代替金、金メッキ調、装飾メッキ
3メッキと塗装、メッキ塗装
4樹脂塗装、導電塗装、機能性塗料
5チタン、ステンレス、アルミなど難素材の表面処理

AIで下書きを作り、ワカヤマ様の社内で技術確認を行ったうえで公開します。

📄 記事サンプル(AI下書き例):ステンレス塗装は剥がれる? 密着性を試験で見極めるプロの工程と選び方 / 本提案でご提供する「生成AIドリブンの記事制作」の品質イメージです(公開前に御社の技術確認・フィードバックを反映します)。

施策3:月次で検索・記事の改善サイクルを回す

サーチコンソール、Googleアナリティクス、Ubersuggest、営業管理データを見ながら、月次で次の判断を行います。

見る数字判断すること
表示回数・クリック・順位どのキーワードの記事を追加/改善するか
問い合わせ数・問い合わせ内容どのページの導線を強化するか
商談化・受注・失注理由どの領域へ営業工数を寄せるか

施策4:Webの入口情報を営業管理と受注までつなげる

問い合わせフォーム送信時に、最初に見たページ、問い合わせしたページ、参照元、検索・広告・メールなどの流入情報を営業管理システムへ保存します。

その情報を商談・受注まで引き継ぎ、「どの入口が売上につながったか」を後から見られるようにします。

施策5:受注理由・失注理由を残す

商談ごとに、受注理由・失注理由を選択肢と自由記述で残します。価格、納期、対応可否、素材、サイズ、技術優位性、提案内容などを後から分析できるようにします。

これにより、勝てる領域、避けるべき領域、追加記事にすべきテーマが見えます。

施策6:イロトカの記事を月次メールに活用する

イロトカの記事・インタビュー・事例を、月1回のメール配信に再編集します。検索で新規を増やすだけでなく、既存顧客・見込み顧客へ用途想起を促し、受注率と継続取引を高めます。

施策7:新規商談を反復取引へ育てる

販売実績と商談をつなぎ、試作後の追加提案、量産相談、別用途への展開を追います。上位顧客の維持と、新規顧客の育成を同時に進めます。

3. 見込める効果

効果1:検索流入の回復余地を作れる

DA27・参照ドメイン197という土台があり、競合と比べてもドメイン力は大きく劣っていません。狙うキーワードに対して記事と商材ページを継続追加すれば、上位表示と流入回復を狙えます。

効果2:狙うべき問い合わせを増やせる

白金電極、代替金、装飾メッキ、焼付塗装、樹脂塗装、難素材など、受けるべき仕事に近いテーマへ流入を寄せます。単なるアクセス増ではなく、商談化しやすい入口を増やします。

効果3:毎月、次に作るべき記事が判断できる

サーチコンソールの表示回数・クリック・順位、Googleアナリティクスの問い合わせ、営業管理上の商談化を見て、翌月の記事テーマと改善ページを決められます。

効果4:Web施策の良し悪しを受注ベースで判断できる

問い合わせ時にWebの入口情報を営業管理システムへ保存し、商談・受注まで引き継ぐことで、どのページ、どの検索キーワード、どのメールが受注につながったかを見られるようにします。

効果5:高付加価値商談の勝率を上げやすくなる

受注理由・失注理由を残すことで、勝てる領域、避けるべき領域、追加提案すべき領域が見えます。適格な商談に対する勝率改善につながります。

効果6:イロトカを受注率・継続取引に活かせる

記事やインタビューを月次メールに使うことで、既存顧客・見込み顧客に用途想起を促し、休眠掘り起こしや追加相談につなげます。

効果7:半年後に、次の投資判断がしやすくなる

半年間で計27本(初月サンプル2本+2〜6ヶ月目 各5本)の記事と6回のメール配信を行い、表示回数、クリック、問い合わせ、商談、受注、受注・失注理由をまとめて確認します。

当社のSEO支援実績(事例:日新運輸工業様)

本提案と同じ進め方(検索で評価される構造への是正+継続的な記事追加+問い合わせにつながるキーワード設計)で成果を出した、当社の支援事例です。

対象:日新運輸工業様(山口県下関市・BtoB物流/金属加工等)。国際部(輸入・輸出)の営業DX支援として、Webサイトの集客・メールマーケ・CRM活用を支援。サイトのデザイン・構築は別社が担当し、当社は集客面のコンサルティングと実装を担当(=ワカヤマ様と同じ役割分担)。

表示数・アクセス
数ヶ月で2倍
Googleに評価されるページ構造へ是正
集客力(現状)
前の約6倍
毎月、新規の引き合いを一定数獲得
新規引き合い
1年で大幅増
アクセス・問い合わせ・資料DL
検索順位
軒並み上昇
狙ったKWで上位+サイト全体の評価向上
課題施策成果
社名での流入が中心でアクセスは長期横ばい。新規の見込み客を集客できていなかった① Googleに評価されるページ構造・タイトル/ディスクリプションの見直し ② 継続的な記事追加(お役立ちブログ) ③「国名を含むキーワード」など競合の弱いニッチで上位化し、問い合わせにつながるKWを設計数ヶ月で表示・アクセス2倍 → 現状はリニューアル前の約6倍。協力会社のある国名(中国・タイ等)で検索上位、滞在時間増・直接の問い合わせ増、他ページの順位も軒並み上昇。引き合い獲得数は1年で大幅増

ワカヤマ様への当てはめ:今回も「① 検索で評価される構造への是正(旧URL引き継ぎ・モバイル速度)② 継続記事(商材・用途キーワード)③ 問い合わせにつながるKW設計と導線」という同じ型で進めます。ワカヤマ様は既に DA27・被リンク1,835本 という土台があるため、構造改善の効きしろは大きいと見ます。

出典:当社SEO支援事例「BtoB物流業のSEO対策でのWebサイト集客力アップ成功事例(日新運輸工業様)」

4. 半年間の進め方と費用

主な実施内容狙い
1ヶ月目
(準備)
旧URL点検、GA/サーチコンソール権限確認、狙う検索語の表作成、営業管理の入口情報(UTM)・受注/失注理由の項目設計、月次メール企画、構造化データ(JSON-LD)の雛形設計(Organization/Product/FAQ/Article)、モバイル表示速度の改善検討(LCP15.5秒→短縮、構築会社への依頼整理)、サンプル記事2本作成計測・分析・配信の土台を固め、記事の型をサンプルで確立する
2ヶ月目
(本格開始)
商材記事5本追加(以降 月5本)、既存記事から商材ページへ導線追加、初回月次レビュー、イロトカメール配信記事追加とレビューの運用を本格的に開始する
3ヶ月目表示回数があるがクリック/問い合わせが弱いページを改善、専門担当振り分けを運用検索流入を問い合わせへ変える
4ヶ月目装飾、塗装、代替金、水栓、美容機器などのテーマを強化。受注・失注理由を月次確認勝てる領域に記事と営業工数を寄せる
5ヶ月目伸びている記事をリライトし、商材ページを加筆。メール反応テーマを記事化成果が出ているテーマを伸ばす
6ヶ月目記事計27本(サンプル2+25本)、メール6回、問い合わせ、商談、受注、受注・失注理由を総括次のWeb投資と営業改善を判断する

費用とIT導入補助金

本プロジェクトは 月額30万円 × 6ヶ月=180万円(税別)。生成AIで記事を作成し、ワカヤマ様にご確認・フィードバックいただいた内容を反映して公開するまでをワンセットにした、月次の伴走支援です(初月はサンプル2本+準備、2ヶ月目から月5本)。

さらに、現在の Zoho One から Zoho CRM Plus の導入をトリガーに IT導入補助金(通常枠) を申請することで、施策費とライセンス費用の最大1/2の補助を狙えます。

費目通常費用補助(1/2)後の自己負担
記事制作・月次伴走(6ヶ月)1,800,000円900,000円
Zoho CRM Plus ライセンス(2年・6名)1,162,080円581,040円
合計2,962,080円1,481,040円

Zoho CRM Plus は定価ではZoho One全従業員プランより値上がりしますが(新価格 ¥96,840/年・6名で¥581,040/年)、IT導入補助金により2年間は実質半額(¥290,520/年)となり、現状のZoho One(¥319,680/年)より低コストで営業DXのフルスイート(CRM+分析+SalesIQ+メール配信 等)へ移行できます。これは前掲の概念図のクローズドループ(営業ナレッジ×顧客コンテキスト×AI)を回すための土台です。

※補助金は申請・採択が前提で、交付を保証するものではありません。補助率・上限・対象経費は公募回ごとに異なり、登録ITツール(Zoho製品)+登録IT導入支援事業者としての申請が必要です。Zohoライセンスは2026年7月に価格改定予定で、本書のCRM Plus価格は改定後価格です。

5. 判断のポイント

この提案で見るべきポイントは、単なるアクセス数ではありません。

  1. 検索流入・表示回数・クリックが回復しているか
  2. 狙うべきキーワードで表示されているか
  3. 月次で次の記事テーマと改善ページが決まっているか
  4. どの入口・ページから来た問い合わせが受注につながっているか
  5. 受注理由・失注理由が改善に使える状態になっているか
  6. イロトカのメール配信がクリック・返信・商談につながっているか

問い合わせ数だけを増やすと、営業現場の負荷が増える可能性があります。そのため、今回の提案では「多く集める」よりも、良い相談を集めることを重視します。

6. まとめ

ワカヤマ様には、すでに技術力、実績、記事資産、事例、営業データがあります。

課題は、それらがまだ一本の流れとしてつながり切っていないことです。

今回行うべきことは、次の3つです。

  1. 検索流入を増やすため、狙うキーワードに対して記事と商材ページを継続追加する
  2. Googleアナリティクス/サーチコンソール/営業管理データを見ながら、月次で記事・ページ・営業導線を改善する
  3. 入口情報、受注理由、失注理由、メール反応を営業管理システムに残し、受注につながる領域へ投資を寄せる

これにより、Webサイトを単なる会社案内ではなく、商談を生み、営業判断を助ける資産に変えていきます。

更新ルール

この文書は、ワカヤマ_統合戦略提案書.html と対になる説明文です。

今後、HTML提案書の内容を改訂する場合は、この文書も同時に見直します。

特に、重点施策、キーワード優先度、初月の記事テーマ、6ヶ月ロードマップ、目標値、Googleアナリティクス、サーチコンソール、営業管理データに関する前提、イロトカやメールマーケティングの扱いが変わった場合は、この文書も必ず更新します。